・くじ取り式 |
17日の巡行の順番を決定。
山鉾の先陣争いが絶えなかったため、室町時代の明応9年(1500)に始まる。ただし、先頭の長刀鉾、最後尾の南観音山など一部の順番は固定されています。
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・鉾建て |
釘を使わずに、縄だけで”縄がらみ”と呼ばれる独特な結び方で鉾を組み建てます。
鉾ごとに、結び方が違う点もあります。
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・宵々山・宵山 |
夕刻より、山鉾町一帯は歩行者天国となります。
山鉾では提灯に灯りがともされ、”コンチキチン”と「祇園囃子」が奏でられます。
山鉾町の町家などでは、屏風など美術工芸品が飾られ、一般に開放されています。
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・山鉾巡行 |
長刀鉾を先頭に、四条烏丸を9:00に出発し、32基の山鉾が四条通〜河原町通〜御池通〜新町通へと巡行します。
巡行の山鉾引きは、ボランティや希望者も参加できますが、男性に限られてます。
ただし、12日の鉾曳き始めは女性にも開放されているようです。
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・辻回し |
数トンもある鉾の方向転換のこと。
地面に車の回転軌跡に合せて割竹を敷き、それを水で濡らします。
そして、車輪を割竹の上に乗せ、鉾に乗った音頭取の掛け声に合せて、曳き手が力いっぱい綱を引っ張ります。
その手法で鉾を回転させます。
一度で転換させるのは難しく、数回に分けて転換されることが多い様です。
巡行の見せ場でもあり、各鉾が気合を入れて取り組みます。
多くの見物客が集まり、クライマックスとも言えます。 |