<最終更新日: 13/07/04>

オフセット印刷と色数

オフセット印刷の場合の色数は特色か、CMYKの合成色となります。
どちらの場合も、白い紙に印刷しますので、白色は色数に数えません。デザイン上の白はインクが載らない場所となります。

特色

特色とは、お客様がデザインされた色に最も近いインクの色のことです。
例えば日本国旗のように白地に赤をデザインする場合、以下のように地紙に赤を印字します。この赤をお客様がデザインされた中央の赤に最も近いインクを利用することで1色と数えます。
厳密に色とインクを合わせるためにはお客様のデザインを紙に出力したものを色見本とし、職人が手作業で色合わせを行うことになります。

国連旗のように青地に白で白の面積が少ない場合も、お客様デザインの青に最も近いインクを選ぶことによって1色と数えます。

アメリカ国旗(星条旗)の場合、白と紺と赤のデザインです。この場合、紺色と赤が必要になりますので、2色となります。

ベルギー国旗の場合、白の部分がありませんので、黒、黄、赤の3色。

このようにシンプルなデザインやイラストなど色の数が少ない場合は、1〜3色の特色による印刷をおすすめしています。

4色以上の場合は、次のCMYK合成色を利用することになります。

CMYK合成色

お客様デザインの画像中が4色以上の場合、画像をCMYK分解し、4色で表現出来るパターンに分解します。雑誌やパンフレットなど一般の印刷物の方式です。

拡大鏡などで拡大してみればシアン、マゼンダ、イエロー、黒の小さな点で構成されることがわかりますが、肉眼では多数の色に見えます。
従ってデジカメの写真、CGによるデザインなど多数の色を持つ複雑な画像であっても4色印刷により再現出来るわけです。下の図のような画像を利用する場合は、1000色以上の色が使われていますが、4色の合成色を利用することにより元画像を再現出来るわけです。

当店の見積り価格と色数の例

当店から見積をお出しする場合、お客様の見積数量、その他条件からオフセット印刷を提案させていただくことがあります。100本以上の場合はオフセット印刷が標準です。見積時点でお客様のデザインが未確定の場合は色数ごとの価格を出させていただくことがあります。
以下は一例です。実際はデザイン、数量、扇子の種類により変動します。

1色:@¥1,000 x 100 = \100,000
2色:@¥1,100 x 100 = \110,000
3色:@¥1,200 x 100 = \120,000
4色:@¥1,300 x 100 = \130,000

両面デザイン

扇子面の裏表両方にデザインを行いたい場合の色数は、デザインにもよりますが1色から8色の間となります。価格も色数に応じて増減します。  

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