紳士用は約22cm、婦人用は約20cm。
骨の数は35本です。
夏場の実用扇子です。『持ち歩いてよし、しまってよし、飾ってよし。』

開いている時、中骨と中骨の間に隙間が少ないため持ちやすく、扇子を閉じた時は細い板状になるため鞄などに入れやすい形状です。実用性優先で扇子を選ばれる場合、夏扇子をお勧めします。
扇骨の数が多いため山と谷の数が最も多く、平面上にデザインされた図柄が完成後、縦に縮んで見えます。
婦人サイズは紳士サイズよりも2cm短くなっています。配布目的で作成される場合は、例えば美容室など主に女性が利用される場所でお中元として配布されるようなケースを除き、紳士用扇子を選択されることをお勧めします。既製品（デザイン済み扇子）はサイズによって婦人用はカラフルで明るいキャラクタを、紳士用は地味なデザインと落ち着きのあるキャラクタがデザインされていることが多いようです。
既製品でもオリジナルブランド扇子には図柄による紳士・婦人の区別は既にないようです。お客様がデザインされるオリジナル扇子では実用的には紳士サイズを利用される例が多くなっています。
ファンティークでは夏扇子（紳士用、婦人用とも）の扇骨に香水をしみこませており、開いた時に香りが漂ってきます。（オリジナル扇子はご要望により香水抜き可能です。）
ショップ商品には短地、中短地の扇子もありますが、オリジナル扇子では取り扱っておりません。このページの画像のものだけです。
夏扇子は儀式で使う用途には向かないかも。

約21cm（正確には21.2cm）で、骨の数は15本です。
ひと言で表現すると、『うすっぺら』、または『平べったい』。

大きさは夏扇子の紳士用と婦人用の中間くらいです。骨の数は15本で“要”付近が狭く、“天”が広くなる曲線を描いています。扇骨の数が夏扇子に比べて半分以下でしかも薄いため閉じた時、全体的に薄い扇子である印象を受けます。広げた場合、婦人用夏扇子とほぼ同じ大きさになりますが、中骨の数が少なく骨と骨の間に隙間があり、しかも骨が薄いため力を掛けにくく、紙の面積も小さいため屋外で実用的に利用するには不向きです。目的を儀式に絞って利用されることをお勧めします。
折りの数が夏扇子と比較して少ないため、縦書きの文を扇子にデザインされるような場合は夏扇子よりも7寸や7寸5分が向いています。

約23cm（正確には22.7cm）で骨の数は15本です。
『がっしりした多目的型扇子』の表現がぴったり。

基本的にはモーニング扇子を少し大きくした形をしていますが紳士・夏扇子より若干長くなっています。広げた時は紳士用夏扇子とほぼ同じ大きさとなります。基本的にはモーニング扇子と同じ形をしていますが、扇骨は太くがっしりした作りとなっていますので、儀式、演壇、屋外などどのような場所でも利用できます。
図柄に関しては、モーニング扇子と同様、折りの数が少ないことから扇子の山と谷の間隔が広く、当店オリジナル扇子・文字扇子コース・縦書きにもマッチしやすくなっています。お気に入りの詩を扇子に仕上げたい場合は、7寸5分タイプをお勧めします。
ただし、ちょっとだけ大きめですので、女性の方が鞄に入れたり持ち歩いたりするとき不便に感じられるかもしれません。