仕事納め

12月 28th, 2010

今日で仕事納めとなる、業界の関係者が多い。

それに伴う形で、当店も、製造関係は一旦お休みとなる。

ただし、店主の私は京都に居るので、当店へのコンタクトについては、逐次ご対応できると思う。


1年を振り返ると、2年前にお休みいただいた体調は、すっかり戻り、1年間何の心配もなく、過ごすことができた。

もう、全快宣言としても良いだろう。


業績に関しては、厳しかった。

コストや人件のカット業績を上げている大企業と異なり、それ以外の企業は、厳しい状況が続いている景況感がある。

さらに、競争も益々激しくなっている。


その中で、後半であるが、目指していた体制が整い始めた。

・1本からの製造の再開

・お急ぎスケジュールの開始

・完全日本製への取り組み


直ぐに大きな業績に繋がらないかもしれないが、製造に於けるステップを上がれたことには、大きな想いはある。

じわじわでもいいので、皆さんに認知されて行くならば嬉しい。

また、さらなる新しい展開を実現していきたい。


この一年、有難うございました。

また来年も、宜しくお願いいたします。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファンティーク

外国人のご婦人の一言

12月 10th, 2010

「日本製」という言葉を意識し始めたきっかけに、ある外国人のご婦人の一言がある。


日本に旅行に来られて、色んなことを賞賛された。

ゴミが落ちていない街、ピストルのない安全な社会、時間通りに運行する電車、神社仏閣の考えや建物、美味しくたバラエティのある食事。


そして伝統産業品。


その伝統産業品について、質問された。

「Made in Japan」あるいは「日本製」と証明された物が少ない。


なるほど、手の出しやすい土産品には、日本製でない物も少なくないだろう。

日本製であっても、それを刻印や押印されている物も、実は少ないのではないか。

刻印されている物にカギって、外国製であったり。


私が扇子の会社だと知ると、「貴方の商品は日本製?」、「なぜ見本製と書かないの?」


全てのお客さんが、このような疑問を抱かないと思う。

また、外国産であっても、価格に差があれば、外国品を購入することもあろう。


しかし、それらを考慮したとしても、私がその点については、明確な意識や意思を持っていただろうか?


伝統産業品は、相対的には、売上げは益々減少して来ている。

一部を除いて。


我が社も同様。

折りしも、我が社のような、超マイナーな会社は、どうやって生き残っていくべきか、常に考えている様になっていた。


その対策の一環として、「全て日本製」に拘って行こうかと、考えた訳である。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファンティーク

「全て日本製」への取り組み

12月 8th, 2010

トップページの、「自己紹介」、以下のとおり変更した。

当店で扱う扇子商品の全てを、日本製にする取り組みを始めた。

http://www.fantique.co.jp/


動機や想いは色々あるのだが、一言で表現するなら、「個性を出したい」。

これは、11月19日の日記にも書いたとおり。

また、そのためには、11月22日に書いた「ひと手間」が重要になってくると思われる。


ならば、「これまでは日本製じゃなかったと?」と思われる方も多いだろう。

極一部にそうでない部分もあった。

しかし、「全て日本製」と名を打つに当たり、その点は明確にしなければならない。


今後可能なら、製品にも、「日本製」や「Made in Japan」と、表記したいとも考える。


どの業種もそうだと思うが、今の世の中で、それで事業が成り立っていくのか、不安がない訳ではない。


しかし、まずは、今後の進む道を、「宣言」したいと思う。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファンティーク