外国人のご婦人の一言
12月 10th, 2010「日本製」という言葉を意識し始めたきっかけに、ある外国人のご婦人の一言がある。
日本に旅行に来られて、色んなことを賞賛された。
ゴミが落ちていない街、ピストルのない安全な社会、時間通りに運行する電車、神社仏閣の考えや建物、美味しくたバラエティのある食事。
そして伝統産業品。
その伝統産業品について、質問された。
「Made in Japan」あるいは「日本製」と証明された物が少ない。
なるほど、手の出しやすい土産品には、日本製でない物も少なくないだろう。
日本製であっても、それを刻印や押印されている物も、実は少ないのではないか。
刻印されている物にカギって、外国製であったり。
私が扇子の会社だと知ると、「貴方の商品は日本製?」、「なぜ見本製と書かないの?」
全てのお客さんが、このような疑問を抱かないと思う。
また、外国産であっても、価格に差があれば、外国品を購入することもあろう。
しかし、それらを考慮したとしても、私がその点については、明確な意識や意思を持っていただろうか?
伝統産業品は、相対的には、売上げは益々減少して来ている。
一部を除いて。
我が社も同様。
折りしも、我が社のような、超マイナーな会社は、どうやって生き残っていくべきか、常に考えている様になっていた。
その対策の一環として、「全て日本製」に拘って行こうかと、考えた訳である。
扇子
オリジナル扇子
株式会社ファンティーク