腑に落ちない?・・通常運賃
11月 29th, 2010昨日所用で、大阪に行って来た。
JR西日本の東海道線の在来線を利用して、山科駅から大阪駅まで。
通常の運賃は、片道で820円(往復1,640円)と、非常に高い。
新快速に乗ると、35分くらいで到着するので、速いのだが。
一方、金券ショップで売られている「昼特」では、片道500円(往復1,000円)だった。
ちなみに、「昼間特割きっぷ」が正式名称で、JR西日本の京阪神地区で、平日のデータイムと休日に使用できる特別割引回数券のこと。
乗車駅と降車駅を限定して定められているらしい。
約39%の割引率なので、とってもお得である。
駅前のとある金券ショップには、そりゃ常に購入者が居る訳だ(JRの切符だけではないだろけど)。
しかししかし、
JRの料金で、どうしても腑に落ちない点がある。
山科駅と、お隣りの京都駅の1区間は、何と180円もする。
そして、京都駅と大阪駅の通常の運賃は、540円。
だから、単純な足し算なら、720円となる。
要するに、山科駅と大阪駅の、1枚の切符を買うと820円だが、それを2枚に分けると、720円となる。
何なんだこれは!?
実は、京都駅と大阪駅の間の540円に、トリックがある。
大阪-京都間の運賃は、本来の料金体系では「740円」となっている。
だが、並行する民鉄(阪急や京阪)との競合のため「特定運賃」となって、540円と言う訳だ。
なので、740円+180円=920円が、820円となるので、お得になると言う、つじつまである。
もう一度書くが、これは、1枚の切符なら。
それを、京都駅で一旦降りると、720円である。
(改札を出ることになるが)
そこで、これらの矛盾と思われることを、解消する目的であろうが、この「昼特」切符が存在すると見て良いようだ。
これが、「特別割引回数券」の「特別」と。
また、昼特切符が使用できない、平日の10時~17時以外の時間帯の、通常運賃の片道820円は、ボッタクられていると感じるのは、私だけだろうか。
それに、「昼特」は回数券なので、JRの窓口では、1枚(往復でも2枚)では、買えない。
なので、金券ショップで買うことになる。
駅前に金券ショップが存在して、安い切符が売られても、不思議でない、あるいは罪悪感がないと、これも納得してしまう。
関西以外の方で、地図がイメージできないと、理解し辛いかもしれないので、申し訳ない。
少々ローカルで、器の小さいトピックだったかもしれないが、そんな想いをめぐらせていた日曜で。
扇子
オリジナル扇子
株式会社ファンティーク