「現代アート、超入門!」
11月 26th, 2010藤田令伊さんの著書で、題名のごとく、現代アートについての本。
私も以前は、「現在アート」については、食わず嫌いな所があった。
ルネッサンスや印象派のように、美しい、凄い、上手いなど、感覚でポジティブな感想を受ける作品については、誰でも自分なりの理解や感想が持てる。
しかし、そうでない現在アートについては、私も「何じゃこりゃ」的な思いがった。
自分で、ポジティブな感覚が生まれないために、素通りをしてしまっていた。
そこで、この本では、そのような人にとって、ガイドの役目をしてくれる。
その作品が生まれた「訳」を、説明してくれているようである。
時代背景、美術史の流れなど検証することにより、その作家の意図がくみ取れる。
感覚だけに頼るのではく、ちょっとした知識があれば、「ふむふむ、そうだったのか」と、その作品への理解が持てるのである。
私美術検定の受検後、お調子者の私は、キュビスムの作品集を買って来て、眺めてみたりして。
ちょっとの「知ること」がきっかけで、こうも興味に繋がるかと、不思議であり。
この本も、きっかけになるに十分値すると思う。
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オリジナル扇子
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