姪の学校の展覧会

11月 2nd, 2009

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年合格して、京都市立芸術大学に通ってる。

受験の際には、共通試験の勉強と、同時にデッサンなどの実技もあり、本人は相当は努力していた。

私には、到底まで出来ないと感心していたもので、頭が下がる想いだ。

目出度く合格して、本当に良かった。

その学校で、学際中の展覧会があり、行って来た。

(明日まで)

写真は、合計4作品展示していた内の1作で、水彩画。

「叔父馬鹿」で申し訳ないが、なかなかの腕前。

高校時代も、学校内外で賞をもらったりしていて、その将来を楽しみにしている。

と言うか、すでに、こうして楽しませてもらっている。

本人も、学校が楽しいようで、それが何よりである。

好きなものを、どんどん創作していって欲しい。

清水焼 工房

10月 16th, 2009

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昨日、とある工房へお邪魔した。

ご主人は、中学・高校の同級生で、クラブも同じだった。

現在、京都の泉湧寺と言う地域で、清水焼の陶器を製造している。

お祖父さんの代からで、三代目になるとのこと。

ご存知の方も多いだろうが、「泉湧寺」は、その地域にある、お寺の名前でもある。

また別の知人が、陶芸職人の養成学校である、「京都府立陶工高等技術専門校」に通っている。

たまたま私に、上記の同級生がいる事を話したら、工房見学を希望したので、一緒に言って来たと言う訳だ。

私にとっても彼の工房を訪ねたのは初めて。

良い経験だった。

ちなみに、製造した15から20%は、その出来栄えのチェックで、落とされるらしい。

上記のとおり、三代目とあり、工房はかなり年期の入った建物。

彼曰く、「神戸の震災の際に、一部が傾いた」と。

その「泉湧寺の地域」には、合計30軒ほどの工房があるらしい。

また「清水焼」として、京都の他の地域も合わせれば、200軒位ではないだろうか、とも。

その「京都府立陶工高等技術専門校」は、来年度から有料なるのだが、驚いたことに、今年までは授業料は無料だったのだと。

入学には面接も当然あり、卒業後は、清水焼の職に就いてもらうことを前提としているらしい。

そのための、就職斡旋のバックアップもしている。

要するに、職人を作るために、府と清水焼が組織的に、応援していることになる。

何と素晴らしい。

しかし、近年、やはり売れ行きは良くないらしい。

よって、就職も難しくなってきていると。

何とか志のある人に、道が残っていって欲しいものだ。

虹と町屋とライブ

10月 11th, 2009

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昨日のこと。

縁あってお知り合いになった、歳森彰さんのジャズライブに行って来た。

http://blog.livedoor.jp/aratori/

場所は、「島原」と呼ばれる、京都市下京区に位置する花街。

正式名は西新屋敷。

現在は、「輪違屋のみ」が茶屋の営業を続けているらしいが。

また日を改めて、各文化財となった、当時の建物などを見に行きたい。

そのライブの前に。

ショッピングセンターに行った所、虹を発見。

一番上の駐車場に車を止めて、撮ってみた。

ファインダーを覗いていて気づいた。

大気が動いているために、その虹が、薄くなったり、濃くなったり。

命ある、浮遊体のようだった。

また、虹自体に、なかなかピントが合わず、オートフォーカスからマニュアルフォーカスに代えて、撮った。

初心者の私には、初めての経験だろうか。

そして、夜のライブ。

上記「島原」の、「ギャラリーのざわ」さんにて。

http://g-nozawa.com/index.html

この「のざわ」さん、町屋なのである。

そこで、ジャズピアニストの歳森さんと、ボーカルの彗莉(エリ)さんのデュオライブ。

素晴らしいピアノと、素敵な女性の甘いボーカルで、心地よい時間だった。

また機会があったら、是非行きたい。

ところで歳森さん。

「無調でスウィング」というピアノを弾かれる。

また、「無音ストリート」のアイディアを遂行されている。

一見穏やかな方だが、なかなか革新的でもある。

詳しくは、ご本人の日記で! (説明をちょっと逃げたり・・)

ボーカルの彗莉さんも、ピアノと無調でセッションしたり。

驚き!

また、スタンダードあり。 綺麗な方で、曲紹介や間のおしゃべりも楽しい。

そのライブ後には、「のざわ」のオーナーから、お料理を提供いただく。

ライブのお二人と、ご近所の聴衆者の方々と、それを囲んで、色んな話も聞けた。

特に、この町屋の保存などに活動されている、建築士さんの話が興味深い。

曰く。

町屋の保存のためには、それを造れる大工さんの育成が、今は大きな課題だとか。

なるほど古い建物は、細々となりながらも残っている。

しかし、長年、新しい町屋の建築がないために、その技術の継承が、なされてこなかった。

また近年は、住居としての町屋よりも、商業施設として町屋が使用されている所が多くなってきた。

それ自体は悪くないのだが、町屋の構造はとてもかよわい。

なので、店としての改築の際に、一部を取り除いたり、反対に一部を補強したりすることで、バランスが崩れてしまうと。

このような事例が、膨らんで来ていると。

ゴールが難しい活動だが、頑張って欲しい。

と、ご満悦の一日。