虹と町屋とライブ

10月 11th, 2009

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昨日のこと。

縁あってお知り合いになった、歳森彰さんのジャズライブに行って来た。

http://blog.livedoor.jp/aratori/

場所は、「島原」と呼ばれる、京都市下京区に位置する花街。

正式名は西新屋敷。

現在は、「輪違屋のみ」が茶屋の営業を続けているらしいが。

また日を改めて、各文化財となった、当時の建物などを見に行きたい。

そのライブの前に。

ショッピングセンターに行った所、虹を発見。

一番上の駐車場に車を止めて、撮ってみた。

ファインダーを覗いていて気づいた。

大気が動いているために、その虹が、薄くなったり、濃くなったり。

命ある、浮遊体のようだった。

また、虹自体に、なかなかピントが合わず、オートフォーカスからマニュアルフォーカスに代えて、撮った。

初心者の私には、初めての経験だろうか。

そして、夜のライブ。

上記「島原」の、「ギャラリーのざわ」さんにて。

http://g-nozawa.com/index.html

この「のざわ」さん、町屋なのである。

そこで、ジャズピアニストの歳森さんと、ボーカルの彗莉(エリ)さんのデュオライブ。

素晴らしいピアノと、素敵な女性の甘いボーカルで、心地よい時間だった。

また機会があったら、是非行きたい。

ところで歳森さん。

「無調でスウィング」というピアノを弾かれる。

また、「無音ストリート」のアイディアを遂行されている。

一見穏やかな方だが、なかなか革新的でもある。

詳しくは、ご本人の日記で! (説明をちょっと逃げたり・・)

ボーカルの彗莉さんも、ピアノと無調でセッションしたり。

驚き!

また、スタンダードあり。 綺麗な方で、曲紹介や間のおしゃべりも楽しい。

そのライブ後には、「のざわ」のオーナーから、お料理を提供いただく。

ライブのお二人と、ご近所の聴衆者の方々と、それを囲んで、色んな話も聞けた。

特に、この町屋の保存などに活動されている、建築士さんの話が興味深い。

曰く。

町屋の保存のためには、それを造れる大工さんの育成が、今は大きな課題だとか。

なるほど古い建物は、細々となりながらも残っている。

しかし、長年、新しい町屋の建築がないために、その技術の継承が、なされてこなかった。

また近年は、住居としての町屋よりも、商業施設として町屋が使用されている所が多くなってきた。

それ自体は悪くないのだが、町屋の構造はとてもかよわい。

なので、店としての改築の際に、一部を取り除いたり、反対に一部を補強したりすることで、バランスが崩れてしまうと。

このような事例が、膨らんで来ていると。

ゴールが難しい活動だが、頑張って欲しい。

と、ご満悦の一日。

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