ギャラリー「のざわ」、ジャズライブ

1月 10th, 2010

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1月9日(土)に、京都島原にある、ギャラリー「のざわ」さんでの、ジャズライブへ。

歳森彰氏(p)と彗莉(エリ)(vo)さんのコンビ。

この企画では、去年の10月11日に次いで、2回目の拝聴となる。

http://www.fantique.co.jp/blog/?p=63

それに今回は、歳森氏の旧友のO氏の、ドラムのスペシャルゲスト。


開演時間を間違い、予定よりも1時間早く到着してしまう。

でも、丁度良いと、ライティングなどのセッティングを依頼されて、お手伝いを。

偶然ながら、リハーサルの演奏風景も、垣間見れた。


今回のライブも、素晴らしかった。

ドラムのO氏の参加もあり、豪華さが増したとも。


2部構成になっているのだが、ヴォーカルの彗莉さんの、10分間の「インプロビゼーション」からスタート。

「ある1日」として、フリーなメロディーの展開である。

そこに、歳森氏のピアノが流れ入り、しかもフリーで合わせていく。

目の当たりにしているのは、神業か。


しかし、2部のスタートでは、ピアノから始まり、後からボーカルが入る、逆の展開。

しかも、鈴(よのうな楽器?)を、彗莉が手に、表現をして行く。


なんと言うか、、

先祖から引き継がれて来た血に、遠い記憶が埋め込まれていて、それがわが身に蘇って来るような感覚だった。

「ある1日」でもあり、「人類の系譜」のようでもあり。


2部では、マイクの故障のアクシデントが。

しかし、「生歌」で熱唱。


小さな会場でもあったが、マイクなしでも、十分かと。

(一番前に座っていたから、当然だけど)

そんなアクシデントも、レアな場面を体験できたと、聴衆へ喝采をさせてしまう。

驚くべき、ミュージシャン達の底力に、打たれてた。

虹と町屋とライブ

10月 11th, 2009

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昨日のこと。

縁あってお知り合いになった、歳森彰さんのジャズライブに行って来た。

http://blog.livedoor.jp/aratori/

場所は、「島原」と呼ばれる、京都市下京区に位置する花街。

正式名は西新屋敷。

現在は、「輪違屋のみ」が茶屋の営業を続けているらしいが。

また日を改めて、各文化財となった、当時の建物などを見に行きたい。

そのライブの前に。

ショッピングセンターに行った所、虹を発見。

一番上の駐車場に車を止めて、撮ってみた。

ファインダーを覗いていて気づいた。

大気が動いているために、その虹が、薄くなったり、濃くなったり。

命ある、浮遊体のようだった。

また、虹自体に、なかなかピントが合わず、オートフォーカスからマニュアルフォーカスに代えて、撮った。

初心者の私には、初めての経験だろうか。

そして、夜のライブ。

上記「島原」の、「ギャラリーのざわ」さんにて。

http://g-nozawa.com/index.html

この「のざわ」さん、町屋なのである。

そこで、ジャズピアニストの歳森さんと、ボーカルの彗莉(エリ)さんのデュオライブ。

素晴らしいピアノと、素敵な女性の甘いボーカルで、心地よい時間だった。

また機会があったら、是非行きたい。

ところで歳森さん。

「無調でスウィング」というピアノを弾かれる。

また、「無音ストリート」のアイディアを遂行されている。

一見穏やかな方だが、なかなか革新的でもある。

詳しくは、ご本人の日記で! (説明をちょっと逃げたり・・)

ボーカルの彗莉さんも、ピアノと無調でセッションしたり。

驚き!

また、スタンダードあり。 綺麗な方で、曲紹介や間のおしゃべりも楽しい。

そのライブ後には、「のざわ」のオーナーから、お料理を提供いただく。

ライブのお二人と、ご近所の聴衆者の方々と、それを囲んで、色んな話も聞けた。

特に、この町屋の保存などに活動されている、建築士さんの話が興味深い。

曰く。

町屋の保存のためには、それを造れる大工さんの育成が、今は大きな課題だとか。

なるほど古い建物は、細々となりながらも残っている。

しかし、長年、新しい町屋の建築がないために、その技術の継承が、なされてこなかった。

また近年は、住居としての町屋よりも、商業施設として町屋が使用されている所が多くなってきた。

それ自体は悪くないのだが、町屋の構造はとてもかよわい。

なので、店としての改築の際に、一部を取り除いたり、反対に一部を補強したりすることで、バランスが崩れてしまうと。

このような事例が、膨らんで来ていると。

ゴールが難しい活動だが、頑張って欲しい。

と、ご満悦の一日。