京都水族館と、梅小路機関車館

3月 18th, 2012

京都水族館へ行って来た。
オープンしたてなので、大層混んでいることは覚悟で。

事前に問い合わせてたら、チケット窓口がかなり混んでいると。

ローソンで、前売り券が購入できるとのこと、途中に寄って買う。
当日券2,000円が、前売り券として1,900円、当日も有効。
この手配、正解。
案の定、館の窓口は、思ったより人だかり。

館内に入ると、やっぱり人だかり。

結局は、ほとんど素通りで帰った。
また、空いた頃に来れば良いかと。

で、私はガッカリ。。
場所柄、多くの種類の魚類を期待するのは、よしておいたのだが、

建物にガッカリなのである。

何故か・・何にも工夫が感じられない。
センスがない。

狭いなりに、「この建物を見るだけでも、価値があったな」
と思う建物が、何故できぬ。
このご時世に。

日本の建築デザインレベルは、どうなんだろう。
例えレベルが低くても、面白いデザインを考えられるデザイナーや建築家は、五万といるはず。

折角高い金を掛けて、この程度なのか。。

私だったらどうしただろうか?

イルカショーが、館内の全ての位置から、遠くても良いから、見れる工夫をするなあ。

解放感があって、遠近感があって、楽しいのに。
その、空いたスペースは、柱を利用して、水槽を配置すれば良い。

そして、イルカのプールがとても小さいくて、可愛そう。

だから、館の外周に、透明な太い管を通して、ショーをしないと時間は、猛スピードで泳ぐイルカが見られる・・だたら、楽しい。

それと一番腹たつこと・・・お土産売り場がやたらと大きいし多い。
おまけに、売り子の姉ちゃんの声が、うるさい。

頑張って回収する努力なのかもしれいが、文化的な視点じゃないよね。
興ざめ。

総じて言えば、現在の英知とアイディア、美的センス、サプライズ要素が、感じられない。

デザインコンペとか、やったのか?

こうも悲観的なのは、私だけだろうか?

私は、実際自分で金を払って、足を運んで見た感じたことなので、正直に言わせてもらう。

ああ、もったいない。

例えば、若い生徒が、芸大や美大や建築学部の卒業制作に提出したら、落ちるんじゃない。
先生に怒られちゅよ。
「普通やん・・」と。

もう一回ちゃんと見に行くけど。

そして、同じ敷地内の、梅小路機関車館へ。

小さい頃から、親は何故連れて行ってくらないのかと思ったいたほどなので、この年になって初めて行った。
まあ、特に、鉄チャンでもないのだけど。

また文句になるが。

もっと資料や部品は、増やせていけるんじゃないの。

鉄道ファンは多いのだから、これからどんどん新車両となり、リタイヤするものは増えていくのだから、そんな資料も増えれば、充実するはず。
でも、「機関車館」だから、現状でしかたないのか?

そして、一番東側に、200円の追加料金で、「SLスチーム号」に乗れる。
時々、近郊でも、汽笛が聞こえるのが、それだと思う。

乗ってないけど。

その近くに、休憩所がある。
ちょっとだけ高台になっていて、半円に並んだ機関車が一望できる。

結構良い場所。

なのだが・・・その景色を邪魔する、テントの先が見えるわけ。
中間地点に、2つのテントが張ってあり、椅子があり、休憩できるわけ。

でも、そんな場所に、テントはいらんりゃろ。

だれも気付かないのか?
いや、そんなはずはない。

そんなにテントが重要なのか?
あんな場所に?

なんだか、荒探しの外出になってしまった。

自分が、芸術や美術を始めたから、いい気になっているのだけではない。
(ちょっとはあるかもしれないけど)

でもね、でもね、あまりにも気遣いが足りないのとちゃうかな?
観光都市で食って行こうと思うなら。

もっと若くて、発想力のある人を、巻き込めよ。
ちょっとは変わるよん

京扇子
オリジナル扇子
株式会社ファンティーク

「たかせちなつ」さんの作品

3月 9th, 2012


今年から、作家さんに依頼した、デザイナーシリーズを計画中。
「たかせちなつさん」から、初回のサンプルデザインが届き、扇子が完成した。

その内の1点だが、とてもカラフルで、可愛らしい絵。
ご本人に扇子をお見せしても、とても気に入っていただいた。

扇子に描くのは初めてだとのこともあり、目一杯頑張っていただたようだ。

実際の販売用には、もう少し余白を活かした、ワンポイント風の絵を、引き続きお願いした。
販売準備には、もう少し時間が必要かもしれないが、準備が出来たら、お知らせします。

ご本人のHP ↓
http://chinatsutakase.com/

また、他の作家さんの作品も、お楽しみに!

京扇子
オリジナル扇子
株式会社ファンティーク

私は怒っている

3月 2nd, 2012

ここ数年、扇子の材料である「扇骨」の仕上がりが悪くなっている。
納期が遅いのである。
注文しても、なかなか仕上がって来ない。

去年は、震災と原発の問題で、節電の動きがあり、扇子は微力ながら、そのお役に立てたようだ。
しかし、震災以降にご注文いただいても、仕上がる扇骨の量には限界があって、多くのご相談をお断りした。
それは、誰の責任でもないし、仕方のないことである。

そして、その扇骨の在庫もすっからかんになり、当然新たな製造が必要となる。
今年の夏扇子用に、扇骨を持っておかなければならない。

しかし、去年の夏以降、扇骨の仕上がりが、とっても悪い。

聞くところによると、扇骨を作るための、「原材料」としての竹そのものが入って来ないとの説明。

実は、その原材料としての竹の多くは、中国産らしい。
そこから、入って来ないと。

??・・では、日本で探せば良いんじゃないの?
そんな努力をするよりも、「その内に」、入ってくるのを待っているのか??

何も困るのは、私たち製造や販売業者だけでなはいはず。
当然扇骨製造業者も、売り上げにならないのだから、商売あがったりではないのか。。

とても、不安で仕方ない。

去年の9月に注文した扇骨が、未だに仕上がって来ないのですよ!?
そして、完成する見通しも、立たないのですよ!?

皆さん、どう思いますか?

扇子に限らず、多くの製造業は、沢山の原材料と、それを加工したりする職人、また注文を取る営業、全体をまとめるコーディネーター、それら多岐に渡る人たちが結成して、商品が完成し、販売ができる。

私たちが、いくら注文やお問い合わせをもらったり、新しい商品を考案したりしても、商品が出来上がらないのなら、それは「無」である。

「協力」と言う名の「他力」に頼っていてはダメないのでないかと、自問自答と、自責に困惑する日々が続く。

出来ないかもしれないが、自分の力で活路を見出さなければならないのかも。

そうなった日には、扇骨業者との立場や付き合いはどうなるのだろうか?
と、少々飛躍して考えてしまうのだが、だからと言って、祈るだけの日々では情けない。

憎まれても良いから、新しいものを考えてみようか。

関係者の方でも、ご意見あれば、遠慮なく。