10月 29th, 2010

美術館「えき」KYOTOで開催中。 11月23日まで。
http://wjr-isetan.com/kyoto/floorevent/index_7f.html
16世紀のネーデルランド(ベルギー)の画家。
「バベルの塔」で、最も有名かもしれない。
今回は、版画のみで、全てモノクロ。
流石に上手い事は、言うまでもない。
この展覧会では、テーマ(題材)ごと分類が、明確だった。
聖書の世界、ことわざ、子供の遊び、民衆の祝祭、農民の労働など。
特に、「ことわざ」について、その地方に伝承されてきた、一つ一つについて、絵で表現している。
日本でこのように、シリーズ化のようにな絵はあるだろうか?
童話などの絵本とかあるか・・・これは、世界中か?
と、思い巡らせるテーマで、さらに諷刺とユーモアがとても皮肉が効いている。
また、多くの作品に、船が魚で描かれているような、奇怪でもあり幻想的な、表現がある。
それは、同国のヒエロニムス・ボスの空想力の影響を強く受けているとのこと。
(セットで覚えておこう)
やはり、たとえ上手くても、ただ描いているだけと思われたら、ダメなのだろう。
「自分はこの想いを表現しているやる」と、強いパッションが湧き出ないと。