ラウル・デュフィ展へ

9月 4th, 2009

7F 美術館「えき」KYOTOで開催中。

10月4日(日)まで。

先週末に行って来たが、なかなか、良かった。

フランス生まれで、彼の初期から、その後のフォーヴ運動入り、そして独特の画風を確立していく過程が、良く分った。

油絵のみならず、水彩画、またキャンバスの他に、タペストリーに描くなど、多様に、沢山の作品を残した。

鮮やかな色使いと、揺れるようなタッチは、とても個性的。

多作だったので、1作の完成スピードは、とてつもなく速かったのではないか。

それは、タッチからも伺える。

日本画の「運筆」を連想させる。

勿論、筆の種類は異なので、同じようには映らないが、軽快で自由に筆を運ぶ様子が、目に浮かぶ。

一番気に入った作品は、「収穫」。

小さな作品なのだが、黄系の色が鮮やかで、黒を使った細かいストロークが、まるで小さないくつもの畳が、その目の一つ一つを浮き立たせているかのようだ。

初めて目にした作品で、こんなにウキウキしたのは、久しぶり。

さて、ポストカードを買って帰ろうと思ったが、・・・無い。。

用意されていないのだ。

私の嗜好は、ちょっと人とは違うのだろうか。

でも何か自分だけの秘密を発見したようで、却って嬉しかったりもする。