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良い扇子の選び方
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100円で買える扇子と1000円以上する扇子はどこが違うと思いますか?

生産地の違いということもありますが、素材の部位と加工にどの程度手間を掛けているかにより価格が異なってきます。もし購入前に手に取ってみる機会があれば、次の点を観察してみてください。

  • 扇子の重量感
  • 扇子を畳んだ時のバランス
  • 仕上げの丁寧さ
  • 扇子縁取りに合わせたデザイン調整

 

図を使って夏扇子の選択ポイントを説明しましょう。

重量感

扇骨は竹を加工して作られます。下図は竹のどの部分を使用するかを図にしたものです。
竹は皮に近い外側部分(図中水色部分)が密度が高く強度的に扇骨に向いています。
内側の空洞に近い部分は扇子に使えないことはありませんが、強度的に不足しており親骨には向きません。中骨として使用されることがあります。当然外側部分は内側部分と比べて高価です。




(図の中では外側と内側をはっきりと分けていますが、実際にはここから内側は品質が悪いという明確な境界があるわけではありません。重要なことは品質であり、品質が維持出来れば多少内側でも利用できます。)

竹の外側を使った扇子は骨の密度が高く、手で持った時に重量感があります。竹の外側の部分を親骨に、内側部分を中骨に使う場合はエコノミータイプと言えるでしょう。全部に竹の内側を使う場合、う〜んと値段を下げることが出来るわけです。
当店では、基本的に外側部分を使った扇子を取り扱っております。
扇子選択の基準としては、『手に持った時に重量感のあるもの』がポイントの一つとなります。

利用部位だけでなく、骨の加工具合も重要です。



布扇子に関して一言

最近は紙扇子ではなく布扇子もあります。
布扇子は紙扇子と異なり扇骨を両側から挟み込んで生地を貼り付けることはできません。布を扇子の形に切り抜いて片面から扇骨に貼り付けることになります。片面から見ると紙扇子と変わりませんが、反対面から見ると扇骨がそのまま見えてしまいますので、中骨が太いタイプの布扇子はちょっと格好悪く見えてしまいます。購入する場合は、骨の色と太さ、扇面の柄のバランスが取れたものを選びましょう。
また、紙よりも地が厚いので、扇子を閉じた時“天”の締まり具合が悪くなります。紙扇子の場合は親骨を内側に曲げてあります。この締めつけることを『ため』と呼びますが、布扇子には全く『ため』の施されてないものもあります。締まりをよくするために扇面を薄い布地や絹にすると今度は空気が抜けて扇子を動かしている割に風が発生しないということになります。(開いて飾るのが目的ならばそれでも構いません。)パシという手応えの扇子を持ちたいのであれば、『ため』が十分施されているものを選びましょう。
オリジナル扇子を作る場合に最も問題となるのは、紙と違い生地には印刷できれいに着色出来ないことです。オリジナル布扇子を作る場合は、柄の入った生地を染める段階からの企画となります。当店のような短期間でお客様専用扇子を仕上げるオリジナル扇子のお店には向いておりません。
当店では紙扇子を主に取り扱っております。

ため

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