|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
材料の部位、職人の技術の他、加工時にちゃんと手間を掛けているかどうかも、重要な判断基準です。 紙と中骨は『のり』で接着します。この時余分なのりが紙からはみ出すことがあります。扇子を閉じる前にこののりをふき取る必要があります。手間を惜しんで放置しておきますと扇面に付着したまま乾燥してしまうことになり、のりが剥がれ落ちる時にデザインのインクと一緒に取れてしまいます。背景がインク無しの白地であればよいのですが、そうでないと骨と紙の境界辺りにムラが表れてしまうかも知れません。 |
図柄にも扇子を企画する人の性格が表れます。 扇子のアールを考慮していない例扇子の図柄をデザインする時の例として、下図(1)の二本の帯を扇子に加工するとします。これを扇子用テンプレートに当てはめると(2)のように円弧状に切り取られることになります。そして(3)のように扇子に加工して出来上がると、直線的なデザインをしたつもりがV字型に外側に反ったデザインになってしまいます。 |
扇子のアールを考慮している例上図の直線的な例とは異なり、図柄にある程度アールをもたせてデザインすると、V字型に反り返るようなことは起こらず、扇子に仕上がった時に自然な見栄えになります。 |
デザインに関しましては扇骨の品質などの課題とは異なり、必ずしもここで説明している事が正しいわけではありません。デザインは好みの問題であり、キャラクターやオブジェクトの配置により直線的に配置しても全く違和感がない場合もあります。 |
要(かなめ)親骨の他、要の留め具が弱くて使っていたら要が外れてしまうようなケースもありますが、要の留め具は外からは観察出来ないため、もしお気に入りの扇子の要が使っているうちに外れてしまったら、修理を行って対策しましょう。その時にちゃんとした留め具に交換することです。 |
|
HOME
株式会社ファンティークは扇子専門ショップです。
当サイト内にある文章・画像・データの無断使用・無断転用をお断りいたします。
Copyright (C) 2009 fantique inc. All Rights Reserved.