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良い扇子の選び方
(2)

扇子の加工は手作業で行います。下の写真のように紙の山と谷の中央に中骨を通してゆく職人技が必要になります。全ての中骨を折りの中心に通してゆくわけです。この技術の善し悪しで扇子の品質が左右されます。写真からは中骨が紙部分の折りと折りの中心に納まっていることが判ります。

扇子面と中骨写真

イラストを使って説明します。

良い例

下図左のような中骨を右図の折りの中央にはめ込みます。(イラストは位置を示すためのものであり、実際は紙と紙の間に中骨を通す形になります。)熟練工の作業により折りと折りの丁度真ん中、中央部分に納まります。

扇子を加工する時の中骨

上図のように中骨が正しく固定出来れば、閉じた状態の形は一直線となります。(下図)
紙の折り部分「折りつら」が真横から見た時にほぼ一直線に揃います。

扇子を閉じた時の良い例

 

悪い例
この作業を熟練度が低い職人が行ったとするとどうなると思いますか?
わかりやすいように中骨を2本描いてみました。ほんの僅かではありますが、骨が中央から左右にずれています。扇子を開いている時は、それでも気にならないと思いますが、扇子を閉じるとどうなるでしょう。


扇子を加工する時の中骨の位置悪い例

中骨がちゃんと中央からずれた位置で接着されると、「折りつら」がきちんと揃わず凸凹してしまいます。骨の尻部分は要で固定されるため中骨は直線に揃うはずなのですが、折りの部分に斜めに入ってしまうと中骨の面も揃わないことになります。

扇子を閉じた時の悪い例

お店などで広げた状態の図柄を気に入っても、一度扇子を閉じてみて折りつらに凸凹がないかどうかを確かめましょう。


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