フランス語と英語と、パリの人たち

4月 11th, 2011

パリの人々は、凄く好印象だった。


「彼らは英語の話すのを嫌がるのでは?」との印象を、今でも持っている方も多いと思う。
しかし実際は、全く違っていた。
少なくとも、私の出会った人たちは。

私の行動した範囲は、それこそパリの観光地だけ。
そして、多くの人が、お客さん相手の仕事の人。

でも、道行く人に「Excuse me?」と、英語で質問しても、全て立ち止まってくれて、英語が分からなくても、笑顔で対応してくれた。


旅行なら、大抵のことが、英語で片付いちゃう。


ヨーロッパでは、今や大企業では、3カ国以上話せないと、ビジネスにならないらしい。
それと関係するか分からないけど、接待業では、英語を話せないと、それこそ話にならないのかもしれない。
また、パリに来る観光客を、住民も含めて大事にするように思える。 

 

 

私は、今回のために、1年半、一応週一回のクラスだが、フランス語を勉強してきた。
英語と単語や文法など、比較的似ている点もあり、道を聞くくらいはできるようになった。

ただし、リスニングは、全くダメ。
なので、フランス語で質問して、回答が分からないので、英語で話してもらう。
そのような、問答も何回かあった。

でも、他国語を話せると言うことが楽しいのは、フランス人にとっても同じではないか。

そこで、このままフランス語の勉強を、細々でも続けるか?
英語をもう少し頑張ってみるか?
または、別の言葉に手を出してみるか?
少々考え中である。


いずれにしても、通じた時の嬉しさは格別なので、何かの勉強は続けたい。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファティーク


なおんどさん、パリ個展

4月 10th, 2011

え~、暫くの間、渡仏ネタが続きます。

当社の長年のお客様である、「なおんど」さん。
この方のパリでの個展があり、そのスケジュールにも合わせて、今回パリへ行って来た。

とても個性的ながら、ちょっと微笑ましい、絵を描かれる。
ご本人曰く、「私の作品は、国内ではなく海外で受ける」

そして、話していて同感したのは、日本人はアートを、作者などの名前で買うことが多い。
資産や投機の目的も含み。
しかし海外では、<自分が好きであればそれで買う>人の比率が、日本より高い。

なおんどさんのブログ↓
http://blog.livedoor.jp/naondo1/

個展の会場は、「蚤の市」としても有名な、クリニャンクール。
しかし、蚤の市と言う言葉のイメージを覆されてしまった。
とにかく広い。

そして、椅子や家具、絵や照明器具など、それぞれの商品が大きい物が多い。
個々の店のスペースは広くないのだが、それ故もあるのだろう、迫力満点。
まさしく「アンティーク」の名よろしく、お値段も立派なのである。

記念に何か買って帰ろうかとの想いは、泡と消え。。

そのクリニャンクールで、日本の品を扱っているのが、バネッサさん。
日本の滞在経験もあり、言葉も流暢。
もちろん、日本や日本文化が大好き。↓
http://www.galerievanessarau.com/

4/2が展覧会初日で、バネッサの知り合いやお客様が沢山来られた。
私の制作した扇子も、置いてもらっていた。
扇子の「つけ」の制作工程を、色んな人にやってもらったりして、ちょっとした余興も。

なおんどさんの作品の売れ行きも好調らしい。
これからも、頑張っていただきたい。

そして、私も沢山の方にご紹介いただき、感謝で一杯です。

パリのISSE様

4月 8th, 2011

先日お休みをいただいて、パリに行って来た。(行くために、お休みさせていただいた。)


現地で、日本レストランや商品を販売されているお店を経営されている「ISSE」様に、当社の扇子をご採用いただくことになった。
その、サンジェルマン店にて、販売が決定した。
http://www.workshop-isse.fr/acheter-en-ligne/


4月4日の月曜日、午後5時半から販売が開始され、現地フランス人のお客様や、在住の日本人の方々も、沢山ご来店いただいた。
その際に、扇子の製造工程の一つである「付け」を実演し、お客様にも体験いただいた。

渡仏に当たり、「ちょっと新しい」デザインの扇子なども制作して持って行った。
しかし、特にフランス人のお客様には、扇子の絵付師によって制作された、いわゆる伝統的な扇子の絵柄の美しさに対して、高評価だった。

京扇子の底力を改めて実感した。

お店は、1階は商品の販売、そして地下にはギャラリーがある。
元々は、洋服の仕立店だったらしいのだが、この地価ギャラリーは、石の壁に覆われ、それは素晴らしい空間なのである。
飾り台やライティングも美しく、飾っていただいた扇子は、私が今まで見たことがない雰囲気を醸し出していて、感動さえも覚える。


ISSE様は、日本の「本物」を紹介しようとする熱意と姿勢を、ひしひしと感じる。
当社の扇子をご採用頂いた事は、大変光栄なことであるが、しっかしとした商品をご提供しなければならないと、改めて気が引き締まった。

社長様はじめ、素晴らしいスタッフ様との出会いに、心より感謝している。

ギャラリーとしての展示は5月13日までのようだが、もし可能な方は、是非お立ち寄り下さい。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファティーク