「食堂かたつむり」 

10月 6th, 2010

邦画で、DVDで観たが、なかなか良かった。


ロードショーの時には、宣伝あったかなぁ?

記憶にないが、レンタル店のパッケージを見て、借りた。


柴崎コウは、流石の存在感。


中身の感想については、多少のネタがありますが。


料理の雰囲気や、ハッピーになっていくエピソードについては、凄く引き込まれる。

キッチンの彼女の姿は、フェルメールの絵を意識していると思われる、構図と明暗。


料理やその素材の見せ方も絶妙で、自分も食べたいと思う。

どんな味がするのだろうか・・予想が付かない。

予想通りの味。

予想を超えた味。


それを食べたらハッピーになる設定だが、そのような料理を食べたことだけでも、既にハッピーでもあろう。


賛否があるだろうと思える、奇妙なCGも、組み込まれている。

果たして、これらのCGは、本当にこの映画に必要なのだろうか?

と、最後まで考えながら観ていた。


結果としては、そのお蔭で、バランスが取れているんだなと。

飼っていた豚や鳩を食べる所は、もしこのCGがなければ、すんなりと観れたか?

いわば、硬骨と硬骨をつなぐ、軟骨のような役割を果たしているのではなか。


食べる立場では、植物はともかく、動物に関しては、その生命を奪っていく過程に、目をそむけてしまう。

しかし、食べたら、美味しい。

プロの料理人は、その部分において、躊躇をしている訳にはいかない。

美味しいものを作ることが、全てだから。


プロとは、お客様に、いかに完成された結果を提供するか。

それが、全てのような。


扇子

オリジナル扇子

株式会社ファンティーク