金木犀(きんもくせい)
10月 7th, 2010駐車場は賃貸で、家から2分程度の距離にある。
その間に、2本の金木犀がある。
毎年、その木の香りで、この季節かと知らされる。
その香りが苦手な人もいるらしいが、私は大そう好きである。
しかしながら、桜や紅葉と違って、待ち遠しさや、その日が近づいてくると言う、あらかじめの実感がない。
紫陽花なども含め、次第に開花する花と比べて、「そろそろかな」と、一瞥ながらの観察もしない。
そして突然、その香りを享受する。
一方、恥ずかしいことに、「金木犀ってこの時期だったけ?」と、毎年考えてしまう。
まるで季節感が伴わない。
強烈な暑さや寒さがない、初秋の心地よい時期だから、だろうか?
そして突然、「そう言えば、もう香りがしないな」とも、大分後に、また気づくことになる。
扇子
オリジナル扇子
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